淘汰、されて、されて

砂金のように残った粒が

煌めいていくと

あのときずっと、当たり前みたいに握りしめてた何かは

ずっと過去の遠くの別世界へと消えていく

まるで、白い砂たちが全部海へ還っていくように

 

残る足跡や、指と指の間を流れる水と砂の跡は

今この瞬間のさざめく感触で

確かにそれを感じながら

沈む夕陽を臨めばいい

 

この暗く、孤独で、厳しい世界で

なんて、その時間は優しく守られて

永遠に続くみたいにときめいて

簡単でいいんだろうって

そう思う

 

憂いのない場所って本当にあるんだ

 

そこを追いかけなかったからこそ出会えた

目にした景色の美しさは

ただ本物だと思う

 

温かい、海辺の白い砂

波打ちぎわで触れる、温い水と引く潮

満ちる潮

 

融けてひとつになあれ

 

 

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