翻訳家の古い友達のともちゃんの本が、刊行された。㊗️😍
このたび、拙訳『なぜ心はこんなに脆いのか』が草思社より刊行されます。不安やうつなど、さまざまな精神疾患を進化の視点から考える、進化精神医学という新分野の入門書です。ひさびさの書籍翻訳、苦労もたくさんあったけど、とてもやりがいがありました。どうぞよろしくお願いします。
http://www.soshisha.com/book_search/detail/1_2534.html
The book I translated last year, Good Reasons for Bad Feelings by Randolph M. Nesse, is finally published in Japan

ともちゃんがちょうどこの本をせっせと訳している頃に、
わたしは繰り返し、せっせと依頼を受けて香りを製作した。
仕事やキャリア、翻訳を通してどう世界と関わってゆくか?
というようなテーマに合わせて、こころから充実したお仕事になりますようにと願いをこめて作っていたんだけど、
今回書籍がついにできたよ!とお知らせをもらったときに、
その香りを頼りにがんばった成果だよ!
と言ってもらって本当に本当に嬉しかった。
これまで長丁場でいろんな仕事をがんばっていたところを見させてもらってきたので
実際かたちになったことが嬉しくてただ、それだけで嬉しくて
感動していたんだけど
まさか、自分もそのプロセスに関わっていたなんて思うだけで、なんて光栄で幸せなことだろうと思った。
なにかを生み出そうとして、時間をかけて育てたり
自分たちが本当に幸せに向かおうとして
一生懸命自分と向き合ったり
夢を叶えて行ったり、するとき
一夜では花が咲かないことが多い。
その渦中にいるときはとても苦しかったり、何かを乗り越えるのに必死で
とても、自分が思い描いていた成功に向かっているなんて
華々しいきもちにはなれないことがほとんどなんだけど
それがあるとき、とても時間差で
パッと
花開く
本を作るってすごくそんな気持ちなんだろうなあと、いつか自分も身の回りが整って、本をちゃんとかける日が来るところを想像した。
とにかく、いろいろ時間差でそんなふうに、ぱっとなにかが生まれたりするのは
ただただ素晴らしいなとおもった。
ちょうど同じタイミングで、別のクライアントさんもまた
苦しくてがんばってた時期をずっと見てきたあとに、パーっと仕事の知名度が上がってたのをみて、
本当に感慨深かった。
みんなのがんばりと、その実りには本当に勇気をもらう。
そしてその話をともちゃんにしたら、ともちゃんもまた、その別のクライアントさんから勇気をもらったと言っていた。
だれかが、種をまいて、辛い時間をくぐりぬけて、そして浄化され、あたらしい水辺に顔をだすとき
蕾から、花がふわあっと咲く一瞬のその時間から
どれくらいのひとたちが恩恵を受けるのかは果てしなくて
だから、自分もまた、がんばろうと思えるんだな。
そんなふうに思う時間を
みんなからいつも受け取りながら。
進化精神医学!という分野の本で
『なぜ心はこんなに脆いのか』
というタイトルです✨
ぜひぜひ、手にとって読んでみてね。