2021 秋の浄化

炙り出されるみたいにもがいてうなされる数日間のあとの静けさや、世界が易しく見える時間に

しかるべき浄化が起こったんだとわかる。

 

何日も高熱にうなされるみたいな、事故で意識不明になるみたいな

そんな時間は毎回いっそ殺してくれと思うほど辛いけど

それが一回や2回じゃなくて繰り返し起こるのもほとほと嫌気がさすけれど

 

激しい痛みをくぐり抜けたあとに

もう一度ズタボロになって、、戻ってくる世界は

いつも、やっぱり、必ず前よりも美しくなっていて

いつも、必ず世界のほうがどこかしか、変化しているように見えて

 

たくさんの気づきや

許しに、静かな光に、満ちている

 

 

数週間ぶりに朝からずっと山下さんが家にいた日、たおくんと2人で心細い時間をいつも、右往左往しながら強いストレスと共に過ごす負担が、一瞬でゼロになった。

 

温かくて、困っていることが次々片付いて、安心でしかなくて、

いつも2人、ピンと張り詰めた糸みたいにして毎日毎日、苦し紛れの時間をこなすのに必死で、泣きながら精一杯なのが

 

ケタケタと笑い、喜んで

嬉しくて楽しくてくすぐったい時間で埋め尽くされていく。

 

 

数週間明けたあと、よぶんな力が少しだけ抜けて

山下さんの半径10メートルが、もっと優しく心地よいものになっているのがわかった。

 

前は、すぐ手の届く場所に彼がいることが嬉しすぎて、一瞬でも離れるのが不安すぎてどうしようもなくなっていたのが、台風一過とともに消えていた。

 

彼の腕の温もりや、これからや、繋がりのことを

失うことが、またひとつ怖くなくなった。

 

 

会わずにいた時間、毎日のように彼の夢をみてたんだけど😅、

ある日彼が死んだ夢をみた時に

私の中で、ひとつ大切ななにかが生まれた朝があった。

 

山下さんが死んで、それと同時に、彼がわたしの中で永遠に生き続けるんだ、と悟ったようなそんな夢だった。

 

起きたときのひかりに包まれたような穏やかな気持ちは、

会わずしても、どこにいても、彼はわたしの中にいるんだという感覚を産んだんだった。

 

現実の世界で、日常を難なくこなす力は、やっぱり著しく弱くて
助けなしには成り立たない。

どのくらい成り立ってないかは、自分では説明できないけど、上手にできることが全部停止してしまう。

まわりの人の反応を見ていると、それがどのくらい1人で生きるのが大変か。自分で思っているよりもうんと、できてないらしい。

 

信頼できる大人の人がそばにいてくれるとき

わたしは、普通の人として、元気に生活ができる。

 

 

朝ごはんを用意して

男ふたりの弁当を用意して

水筒にお茶を入れて

なんて、幸せな時間だろうと朝中噛み締めた。

 

あさがおのツルを採取するのをサクサクやってもらって、数週間とまっていた全部が動き出すのがわかった。

 

タオくんも伸び伸びと嬉しそうで、なによりもうれしかったのは、送り出したり離れることがようやく怖く無くなっていたことだった。

 

勇気を出して、離れることを決めて本当によかった。

 

これからだ。

 

 

 

 

 

 

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