過去製作した香りのコンセプトをいろいろ見返していて、アップデートしているものもあれば、やっぱり原点に帰るものもある。
娘・というテーマのにねや、息子、というテーマのナイトなんかは
子どもの成長とともに忘れていたけれど、すべてに通じているんだなあと思った。
男の子を育てる修行は、恋愛マスターにとっては必須科目だと思う。
結局恋愛やパートナーシップに最後求められるのは、可愛いとか愛されるとか尽くされるとかほしいもん買ってもらえるとか(笑)を過ぎて、さいごはほとんど「母の愛」それも、無条件の愛に到達するんだとおもう。
男の子は、放っておいても母を愛してくれると言う。
それは間違いなくそのとおりで、男の子のおかあさんというのは、そういう意味で無条件に愛してもらえる。
ただ、それなら、なにもしなくても良いのかと言うと、いろいろ経験してみて、
男の子というのは
放置し過ぎてもダメだし、手をかけすぎてもダメだし、
とにかく、彼らの望む一歩先を忠実に慣らしてあげて、ヒーローの役目を全開できるように、こちらが手はずを整えてあげないといけないのだと思う。
そんなめんどくせえこと、誰がするかよ。と思うけれど、
そのくらいによく彼らを見て、なにがしたいのかを見て、そして、気づかれないように準備してあげること。
母としての愛や、育てる、というのはそういうことを言う感じがする。
ほんとうに彼らが自分を信じ、自信を持って、この世界で自分らしく活躍してゆけるかは
多分、ひとりでは難しい気がする
そばにいる、女のひとや、母の愛が、それを実現させるし、多分世間で活躍してる男の人にはかならず見えない位置に、そういう女が支えてる。
ということは、我々のミッションはとても責任ある場所にあるということだ。
わたしは立場的にフェミニストの男女平等にはいなくて、男子はアホだから女子がしっかり支えないといけないという立場にいるので、
女は男を支えるためにいる。とある意味思っている。
女子は価値がないからの逆である。
女子が成長することで、男子ははじめて輝くので、平等もへったくれもない。
わたしは子育てらしい子育てをしてないし、ほとんどタオくんに助けてもらいながら
なんとかここまできたけれど、
今ようやく、そうか、母としての自分が本当に成長するということは、すべてにつながっていて、仕事もパートナーシップも何もかもが、自分のめいっぱいの愛を上手に使えるようになることなんだと
理解できるようになった。
女性性
無条件の愛
すべてを、受け入れること
そしてなお、愛すること
さまざまなテーマでこれまで更新し続けてきた、愛の旅
男の子育ては、奥が深い。
そして、そこから派生する愛は、世界を豊かにする。
ナイトは、自分が可愛くしてて男の人が勝手に守ってくれるための香りじゃない。
わたしたちが、女子として真骨頂に辿り着くまでの愛の学びの、
自分が可愛くしてて勝手に守ってくれる男を育て上げるための、自分たちが自立し成長するための香りってことか。
しかしこないだ思ったけどほんとわたしは
男に厳しいなと思った。
女子には結構優しいんだわ。本当。
男は、あめとむちを必要としてる。彼らは優しいだけの女なんて必要としてない。
自分を高めてくれる女が好きだ。