KeywordsEmile Pandolfi

【自分の価値を、信じること】

高次から相変わらずずっとそうやって言われ続けてきて、まだあまりピンと来てない。

自分には、別に価値はあると思っていて、でも多分それが、世界にとって。という部分で、つまらないというか、退屈というか、自分にとってのあたりまえが、あたりまえすぎて、どうしていいのかいつも、わからないのだと思う。

 

苦しんでいる人は、今すぐに助けなければと反応するので、ただ勝手に身体が動く。

でも自分の持っている世界観や美しい場所にずっと純粋なまま生きていることへの価値は、むしろ、人から遠ざけられる一因で、大事なひととずっと一緒になれなかったから

もっと、普通でいたかったのにと

ずっと、ずっとそう感じてきた気がする。

 

 

潤が、さば定食が食べたいから探してると言ったときに、コンビニでもいいから見つからなかったら何か食べてねと伝えると、「さっきコンビニでたいやきを食べました」と言った。

高速で家に帰る間、疲れ果ててコンビニでウロウロしているときにたいやきを見つけて、潤がコンビニでたいやきを食べているところを想像した。

「潤君は、たいやきを食べてるだけで、かわいいよね」

タオ君にそうつぶやいて、圭ちゃんがいつかわたしに、同じように価値を見出してくれたことを思い出した。

「たいやき!?まいちゃんがたい焼き食べてる!それだけで宇宙の宝級に可愛い!!」

わたしが、座ったり立ったり息をするだけで、世界中が幸せになる魔法だと、圭ちゃんはいつも、そう言ってくれてた。

毎日泣いていても、圭ちゃんがそう言うだけで、自分がどれだけ愛されるに値する存在なのかを思い出させてもらえていた。

 

そして潤の存在はわたしにとって、きっと他のみんなにとっても、そういう感じなんだろうと思う。

 

潤は、自分に価値があることを信じてる。

でもわたしはどうか。

自分がたいやきを食べてるだけでKawaiiと思えるのは、誰かがそう言うときだけで、自分では、わからない。

 

昔は、クライアントさんやファンのみんなが、いつもいつも毎日のようにマイさんかわいいと褒めてくれていたから、そこに価値があるとそう感じてただけだ。

 

わたしは、いつどんないかなる時も哀しい。

幸せなときも、穏やかなときも、祝福のときも、元気なときも、いつどんないかなる時も哀しくて、そしてそれでも自分はかわいいとそう感じる。

 

それはとても哀しいことだと、今書いていてもそう感じる。

 

自分が、たいやきをがんばって食べてるだけで可愛いと感じる潤のように、自分のことを愛せたら

きっと世界は本当に幸せになると思う。

 

魂の片割れは、あいかわらずいろんなことを毎日のように教えてくれる。

わたしはそして、これから自分が幸せでいられることを探してく。

これまで積み重ねてきたすべてをもって、その中に、すでに宝物がめいっぱい詰まっていることに気づいて、思い出せるように、圭ちゃんやそう教えてくれるひとたちが

またそばに来てくれるように。

 

いつもいつも泣いててもいいから

いつもいつも哀しくてもいいから

自分が世界の宝物であることを、もう一度思い出してゆきたい。

 

 

 

 

 

 

Beauty and the Beastもすき。

癒される。