何が現実で

どこからが、夢で

どちらが本当で

どちらが嘘か

誰が、正解なのか

 

わからなくなること

きっと

たくさんあると思う

 

「正解なんて人の数だけある」は、ふさわしい答えじゃない。

それじゃ、わたしたちは道に迷ったまま途方にくれることになる。

 

自分のなかの、真実みたいなものがある。

向かうべきところが、皆、ある。

 

それをとても健やかに、誠実に、確かに、

たったひとつの真実を迷いなく、曇りなく、示すことができるよう

ありつづけられますように。

と思ってる。

 

 

「こっちだよ」

手をしっかりと握り、そう言い切れるようでありたい。

 

 

今日はそんな小さな灯りを手に、あたたかな気持ちになれるセッションだった。

二週間くらいどんよりした中にいた場所から、急に明るい場所にでたみたいと言ってもらって

とても嬉しかった。

 

 

死ぬほど苦しい場所にいるひとを、必死で自分も一緒くたになって崖をよじのぼるときがあって、そんな救済めいた時間もいつもとても尊いけれど

いつまでたっても答えがみつからない場所に

一滴のしずくを落とすみたいにして

静かに道を差し示すことができたら、わたしはこんなふうに幸せだ。

 

いつか、vipassanaの瞑想センターでいつもそうしてみんなの前に静かに座っていた、先生たちみたいに。